progFocusチュートリアル Vol.3:大規模な設計を整理・保存する

2026年1月23日4分で読める

大規模な設計を整理・保存する

Vol.2では基本的なノードの作り方を学びました。 しかし、実際のアプリケーション開発では、ノードの数が数十に増えることも珍しくありません。

今回は、そんな大規模な設計を整理するための 「階層化機能」 と、作業内容を確実に残すための 「保存機能」 について解説します。

1. 機能をまとめる「機能ノード」

progFocusには、入力/処理/出力以外に、もう一つ特別なノードタイプがあります。それが機能ノードです。

階層化のメリット

例えば「ユーザー認証」という機能を考えてみましょう。 詳細に設計すると、「バリデーション」「DB照合」「トークン発行」「クッキー設定」など、多くのプロセスが含まれます。これらを全てメインキャンバスに並べると、全体図が複雑になりすぎてしまいます。

そこで機能ノードを使います。「ユーザー認証」という一つの箱を作り、その中に詳細な処理を閉じ込めるのです。

機能ノードの使い方

  1. サイドバーから機能ノードをドラッグ&ドロップして作成します。

    機能ノードの作成機能ノードの作成

  2. 作成された機能ノードをShift+クリックします。

  3. すると、そのノードの内部キャンバスに移動(ドリルダウン)します。機能ノードにマウスを乗せると「⇧ Shift+Click で中を見る」というヒントが表示されます。

    内部キャンバス内部キャンバス

  4. この中で、通常通り入力/処理/出力ノードを作成して詳細を設計します。

    機能詳細の設計機能詳細の設計

  5. 元の階層に戻るには、画面左上のパンくずリスト(例: チュートリアル > 機能A)の チュートリアル をクリックします。

このように、大きなシステムを「機能」という単位で分割し、詳細を内部に隠蔽することで、常に全体の見通しを良く保つことができます。

💡 ヒント:ツリービューを使う 画面右上の「ビュー」ボタンを押すと、キャンバスの内容をツリー形式で表示できます。ノードの階層構造を俯瞰したいときに便利です。キャンバスとツリーはいつでも切り替えられます。

2. プロジェクトを保存する

progFocusは、ブラウザ上で動作するアプリケーションですが、クラウドに自動保存されるわけではありません(※ローカルストレージには一時保存されますが、ブラウザのキャッシュクリア等で消える可能性があります)。

大切な設計データを守るために、必ずファイルとして保存する習慣をつけましょう。

保存(エクスポート)の手順

  1. 画面右上のツールバーにある「ファイル保存」ボタンをクリックします。

    保存(エクスポート)保存(エクスポート)

  2. ボタンをクリックすると、自動的にMarkdownファイル(.md)がダウンロードフォルダに保存されます。

なぜMarkdown? progFocusの保存データは、実はMarkdown形式です。中にJSONデータが埋め込まれています。 そのため、GitHubなどのバージョン管理システムで管理しやすく、テキストエディタで開いて説明文を追記することも可能です。

復元(インポート)の手順

保存したファイルを再び開く手順です。

  1. トップ画面の「読み込み」ボタンをクリックします。

    復元(インポート)復元(インポート)

  2. 保存したMarkdownファイルを選択します。

    ファイル選択ファイル選択

  3. プロジェクトが読み込まれ、続きから編集できます。

3. まとめ:設計のサイクル

これまでの3回で、基本的な使い方はマスターできたはずです。

  1. ノードを置く(思考を出す)
  2. 線をつなぐ(流れを作る)
  3. 機能ノードでまとめる(整理する)
  4. ファイルに保存する(記録する)

このサイクルを回すことで、どんなに複雑なシステムでも、迷子にならずに設計を進めることができます。

次回からは、いよいよ実践編です。具体的なアプリケーションの例を挙げて、ゼロから設計を行うプロセスを体験してみましょう。


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